こんにちは
今日は手挽きコーヒーミルについてお話します。
良し悪しが何で決まるのか、値段でどれぐらい品質が変わるかを解説。
迷ったときはこれを選ぼう、というものを価格別で紹介もしています。
ミルを選ぶときに知っておきたいこと
「価格」と「スペック:ブレード(刃)、使い勝手、見た目」のバランス
全て完璧なものはないので予算に対して満足度の高いものを選びましょう。
ブレード(刃)
味わいを決める最も重要な要素です。 リーズナブルな価格帯だと鋳物、セラミック ミドルグレードから金属製のものが出始めます。 ハイグレードはほぼ金属です。 鋳物・セラミック 豆を「潰す」ように粉砕するため粉の粒度分布(均一性)にばらつきが出やすいです。 金属 豆を「切る」ように粉砕するた粉の粒度分布(均一性)のばらつきは少ないです。
使い勝手
ハンドルのノブ(握るところ)・ハンドルの形状 ノブは逆三角形、円柱、球体、スキットル型(ウイスキーを入れる容器みたいな平べったい形)があって、私は逆三角形が1番挽きやすいと思います。 ハンドルの形状は「真っ直ぐなタイプ」「途中で斜めに曲がるタイプ」「折り畳めるタイプ」などがあります。 個人的に「途中で斜め下に曲がるタイプ」が挽きやすい気がしました。 「折り畳めるタイプ」はコンパクトになるので持ち運びやすさ、収納のしやすさが優れていますね。 ミル本体の太さ ミルを掴んで挽く手挽きミルは重さより掴みやすいかどうかが挽きやすさを決めます。 粉受けの容量 コンパクトなものだと15g〜大きものだと40gを超えるものがあります。 普段使う量より少し大きめの容量のものが良いですね。 小さすぎると粉受けを外したときに溢れやすいですし、大きすぎるとミルが不必要に重くなって使い勝手が悪いです。
見た目
「ブレード」と「使い勝手」のような実用性だけでなく感覚的な要素も大切です。 ・好きなカラーバリエーションがある ・雰囲気がカッコいい、可愛い ・素材が金属か樹脂か、木か ・背が高い、低い いずれも大きな決め手だと思います。 インテリアとして自宅やお店の雰囲気に合うものを選ぶと良いですね。
価格帯別のオススメ
リーズナブル:¥3000前後
ハリオセラミックスリム
おそらく一番売れている手挽きミル。迷ったらとりあえずこれ買いましょう。
ブレードがセラミックなので浅煎りのような硬い豆を挽くのに結構な力が必要です。
ただそれをカバーできる圧倒的な安さ。
きちんと美味しい豆を使えば美味しいコーヒーを淹れることができるスペックも備えています。
ミルの材質がプラスチックなので高級感はありませんが、その分軽いのが良いですね。
ブレード | セラミック歯 |
ノブの形/材質 | 逆三角形/樹脂製 |
ハンドルの形 | 真っ直ぐ |
ミルの太さ | 普通(男性でちょうどよく、女性には少し大きいかも) |
ミルの材質 | プラスチック |
粉受け | 約24g |
ミドルグレード:¥7000~10000
タイムモア C2
予算に余裕があるなら一番コスパが良いミルだと思います。
ブレードが金属になってセラミックよりも格段に挽きやすいです。
ミル本体はアルミニウム合金で重厚感があります(実際セラミックスリムの約2倍重い)。
TIMEMORE C2はいくつかのシリーズがあってコンパクトで持ち運びがしやすいもの、太さがもっと細いもの、粉受け容量が大きいもの、など使い勝手に関して自分に合う一本を選べるのが素晴らしい。
ブレード | ステンレス |
ノブの形/材質 | 逆三角形/PC樹脂 |
ハンドルの形 | 途中で斜め下に曲がるタイプ |
ミルの太さ | 普通(男性でちょうどよく、女性には少し大きいかも) |
ミルの材質 | アルミニウム合金 |
粉受け | 約20g |
ハイグレード:¥30000~
COMANDANTE C40
とにかく良い手挽きミルが欲しいならこれ。
バリスタの世界大会でもよく使用されていることがその性能を証明しています。
ブレードの材質が特殊な金属でとにかく切れ味がすごい。
ミドルグレードの金属よりサクサク豆を挽ける感じで気持ち良いです。
ノブがオークだったり、わざわざステンレス鋼を薄く加工した木材で覆っていたりと見た目も高級感がすごい。
ネックになる要素は価格とミル自体が結構大きい(重い)ことぐらいですね。
ブレード | ニトロブレード(ステンレス鋼) |
ノブの形/材質 | 逆三角形/オーク |
ハンドルの形 | 途中で斜め下に曲がるタイプ |
ミルの太さ | 太め(男性でも少し大きく感じる) |
ミルの材質 | 表面:木材 / 内部:ステンレス鋼 |
粉受け | 約40g |
ここまで読んでくださりありがとうございます。
今回紹介したものはどれも素晴らしいミルだと思います。
粉でコーヒーを購入されている方は明らかに味が変わると思いますし、飲む分だけ挽いた方が劣化を抑えて長くコーヒーを味わうことができますよ。
予算に応じて自分に合う一本を選んで、挽きたての美味しいコーヒーを楽しんでください。
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