コーヒーショップで細かい情報が書かれたカードを渡されたことはありませんか?
販売されているコーヒー豆のそばにある、びっしりと書き込まれたポップに見覚えはありませんか?
多分ほとんど読まれていないし、そもそも何を意味するかわからないですよね。
コーヒーの情報を理解できると味わいが何となくわかります(想像できる)。
味わいが分かると、初めて訪れたお店でも自分の好みが選べたり、いつもと違うものをオーダーしたい時に困らないです。
全部を理解する必要はないので以下3点がわかれば良いです。
・焙煎度 ・産地 ・生産処理
それぞれ何を意味するのか説明します。
「焙煎度」から分かること
コーヒー豆の味わいは大きく「苦い」と「酸っぱい」のどちらかに分かれます(乱暴)。
焙煎が深くなると苦味が生じ、浅ければ酸味を感じやすくなります。
苦いコーヒーが好みの方は中煎りより深いものを、酸味のあるコーヒーが好みの方は中煎りより浅いものを選べば良いでしょう。
「生産地」から分かること
おおまかにアフリカ、南米、中米、アジアに分類されます。国が変われば味わいも大きく変わるので代表的なものをご紹介します。
アフリカ
国:エチオピア🇪🇹
特徴:ベリーっぽい甘酸っぱさ。華やかな香り。
南米
国:ブラジル🇧🇷
特徴:オレンジ、ナッツやチョコの香り、酸味が少ない、穏やかな甘み。
中米
国:エルサルバドル🇸🇻
特徴:りんご、まろやかな飲み口、バランスがとれた味わい。
アジア
国:インドネシア🇮🇩
特徴:ハーブ、スパイス感、独特な香り。
焙煎度や精製方法でガラリと変わります。
あくまでこんな傾向があるという認識ですね。
どれから飲めば良いかわからない人はとりあえずエチオピア(コーヒーの生まれた国)とブラジル(生産量No. 1)をおススメします。
味わいも対照的でわかりやすいので。
「生産処理」から分かること
「甘味」と「酸味」の印象がわかります。
コーヒー豆は収穫された後、生豆と呼ばれる状態に乾燥処理されます。
Natural(ナチュラル), Washed(ウォッシュト)の2種が代表的な手法です。
natural(ナチュラル)…収穫したコーヒーチェリー(コーヒーの実)を果実がついたまま乾燥させる処理。
甘さの印象が際立ち、複雑な味わいが特徴。
Washed(ウォッシュト)、、、収穫したコーヒーチェリーの実を機械で除去し、取り出した種を水槽に入れて洗ってから乾燥させる。
ナチュラルよりもクリーン(透き通った感じ)で、口当たりが軽く、酸味が際立つことが特徴。
甘くてコクのあるコーヒーを好む人はナチュラルを、爽やかな酸味のあるコーヒーが好きな人はウォッシュトを選ぶと良いでしょう。
まとめ
コーヒーの味わいはざっくり3つ組み合わせから作られます。
焙煎度×生産地×精製処理
このあたりがわかるようになると、これまで面倒だった選ぶことが楽しくなるはず。
自分好みのコーヒーと出会いましょう。
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