【購入品紹介】april Plastic Brewer 【ドリッパー】

Coffee Goods

webで見かけてから気になっていたコーヒーショップaprilが販売しているドリッパー。

フラットボトムタイプのドリッパー好きとして試したいと思いデンマークから購入してみました。

今回はこちらをご紹介させてください。

ドリッパーと購入経緯

デンマークのコペンハーゲンを拠点とするコーヒーショップ「april」
創業者のパトリック・ロルフはバリスタでもあり、ロースターでもあります。

彼がWorld Brewers Cup(コーヒーを世界で誰が一番美味しく抽出できるか決める大会)で使用した
april brewerをベースに作られたシリーズのひとつが「april Plastic Brewer」。

他にはセラミック、ガラスが素材違いであります。

プラスチックを選んだのは下記の理由

・軽くて扱いやすい
・洗っているとき落としても割れにくい

セラミックやガラスの方が高級感はありますが使い勝手を重視しました。

実際に大会で使用していたものよりも穴の径が小さくなっているようです。(極端に大きいと普段使いしにくいからでしょうか?)

プラスチックはグリーンとブルーの2色展開(購入時はグリーンしかなかった)

同じフラットボトムタイプと比較

代表的なフラットボトムであるkalita wave dripperと比較してみます。

・直径
・穴の大きさ
・ボトムの形状
・素材
・抽出可能な杯数

・直径

商品名直径
kalita WDS-1557.5cm
april Plastic Brewer10.7cm

kalita155 7.5cm

april 10.7cm

手持ちのkalitaが1~2名用のためかなり差がありますね。
おそらくkalitaの2~4名用と同じぐらいの直径です。

・穴の大きさ

商品名穴の大きさ穴の個数穴の面積
kalita WDS-1553mm321mm2
april Plastic Brewer10.4mm185mm2

大きさだけ書かれていてもイメージが湧きませんね。
穴の面積だと4倍もaprilが大きいです。

・ボトム

ボトムには3つの突起があり、ペーパーフィルターがぴったりとくっつくことを防ぎます。
その結果空間が生まれて真空にならず、抽出が伸び過ぎないようになるそうです。

・素材
それぞれのラインナップをまとめました。

セラミックガラスステンレスプラスチック
april××
Kalita×

・抽出可能な杯数
kalita155シリーズは1~2杯、kalita185シリーズは2~4杯です。
aprilは1~3杯なのでkalitaよりも少ない杯数〜やや多い範囲をカバーしています。

実際に抽出してみた使用感

・抽出の早さはどれほどなのか?

抽出口が大きいのでかなり早いと思って検証してみました。

私の普段使っているレシピ

時間注ぐお湯の量
0:00~0:1550g (中心から円を描くように周りに注ぐ)
0:45~1:0050g (中心から円を描くように周りに注ぐ)
1:30~1:45100g (中心から円を描くように周りに注ぐ)
粉量12g 温度92℃ リンス有

結果はkalitaが3分ほどで落ちきり、aprilは5分かかりました。
まさかaprilの方が遅くてしかも5分もかかるとは・・・
私のレシピは結構穏やかに注ぐタイプなのでaprilとの相性が良くないのかも知れません。

aprilで紹介されているレシピ

時間注ぐお湯の量
0:00~0:10100g (最初の30gは円を描くように注ぎ、残り70gは中心に注ぐ)
0:30~0:40100g (最初の30gは円を描くように注ぎ、残り70gは中心に注ぐ)
粉量13g 温度94℃ リンス有

結果はどちらも1:30落ちきりでした。
いや〜kalitaもこんなに早く落ちるのですね。新しい発見。
aprilの抽出終わり目安が2:30~3:30なので挽き目が粗すぎたようです。

まとめると

お湯の通りは思ったより早くない

・リンスしやすいフラットボトム

コーヒーを抽出する前にペーパーフィルターを湯通しすることをリンスと呼びます。

リンス自体は好みによるのでどちらでも良いのですが、フラットボトムドリッパーはリンスをすると粉を入れにくいです。

ペーパーとドリッパーの隙間に粉が落ちやすく、ファンネル(ろうとのようなもの)を使えば解決するのですが自宅でわざわざ用意するのも面倒・・・

その点aprilは径が広いのでリンスしても粉が入れやすいですね。

地味ですがおススメのポイントです。

・軽くて扱いやすい

購入理由にも書いたのですが、私にとって扱いやすいことはすごく大切。

重かったり、脆いとふとした瞬間に落として割れやすいんですよね。

抽出が終わったらざっくり水洗いして、水をきって乾かすぐらいラフに使いたい。

購入方法

購入は下記の2種から行えます。

・aprilのHPから直に購入する

・海外コーヒー器具専門のオンラインサイトkiguから購入する
(セラミックのセットタイプのみ販売)

おススメは直に購入ですね。

素材を好きなタイプが選べて、豆も一緒に購入できます。

私はドリッパー、コーヒー豆、ペーパーフィルターのセットを選びました。

Plastic Brewer + Paper Filter + 250g Filter Beans
The perfect start-up kit for your home brewing. Explore the April Plastic Brewer with our roasted coffee. Content of the...

送料は75kr(購入時で1374円)、注文から家に届くまで2週間かかったのでご参考まで。

まとめ

良いと感じた点

・見た目が良い(重要)
・プラスチックのフラットボトムは珍しい
・1~3杯どりまでをカバーできる

イマイチと感じた点

・そこまで湯通りが良くない

買って良かったと思えるドリッパーでした。

使っていて気分が良くなったり、使いやすいものを選びたいので
見た目のカッコ良さと軽くて扱いやすいことに満足しています。

湯通りに関してはちょっと想像と違いましたが結局注ぎ方に依存することを学べました。

気になっている方の参考になれば嬉しいです。

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